【お悩み相談】産後セックスレスが理由の離婚はやめた方が良いのでしょうか

目次

はじめに

オトナのお悩み保健室に寄せられたお悩み相談をご紹介しております。

オトナのお悩み保健室ではパートナーとの関係や性に関するお悩み相談を受け付けております。
相談実績の紹介コーナーでは、ご相談者様から了承をいただいた上でプライバシーを守るために、個人が特定されないよう内容を一部編集しております。

ご相談内容

産後セックスレスで悩んでいます


もやもや悩んでばかりの日々なので思い切って相談することにしました。
 
どうぞよろしくお願いします。 私は今27歳です。6歳上の旦那とデキ婚。
今で3年目になります。

子供が産まれてからセックスが全くなくなりました。 産後1年経った頃に
どうしてしてくれないのか聞いたところ、立ち会い出産を機に私をエッチの
対象として見れなくなった
と言いました。
 
当初は寂しくて寂しくて泣いて、旦那を責めたり、自分にも落ち度がある
と思い、自分磨きに励んだりと頑張っていました。
 
キスや手を繋いだり抱き締めたり…っていう触れ合いがあれば私は嬉しかったのですが、そういう行為も一切無く、私からしようとすると嫌そうな顔をします。
 
自分の存在価値がわからず苦しい日々が続きました。
 
私達は喧嘩ばかりしてるわけではありません、ただ淡々と毎日が過ぎていきます。
 
本気で笑い合ったり、思いやりの言葉をかけたり。

もうそんなことは全くない気がします。 もう夫婦として終わってると思うのですが旦那は離婚という方向には考えがいかないそうです。
 
子供も大切にしますし、浮気やギャンブルもしません。
 
しかし私にとってのこうありたいと思える夫婦像と、今の私達とではあまりにもかけ離れていて。今まで努力してきたつもりですがもう疲れてしまいました。
 
今はただ、子供と楽しい生活が送れるようにと。

そのことばかり考えて生活をしています。 経済的にも自立できる状態になれば離婚したいと思っています。 そんなことを考える私は浅はかでしょうか?
 
離婚して子供を育てている先輩方にも意見が聞けたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願い致します。

セックスレスの芽はどんな夫婦にも芽生えるものです

ご質問ありがとうございます。20代で深刻なセックスレスのお悩み、日々暗い雲がかかったようなお気持ちとお察しします。

立ち会い出産は、良い点悪い点 両方兼ね備えているので、安易に決めてはいけない問題だと、長年伝え続けています
 
「産みの苦しみをパートナーと分かち合いたい」
「どんだけ痛いか、現場で見て元気づけてほしい」
「家族になる最初の共同作業」
「夫婦の絆が深まる最高の時間」
 
たしかにいいことずくめ。 

実際に生命の神秘に感動した、涙が止まらないという夫の方々もおられますが、オトナのお悩み保健室に来られれるご相談のセックスレスの要因を深掘ると、
 
「立会い以降、妻をお母さんとしてしか見れなくなった」
「エロスの対象でなくなった」
「妻が彼女から家族になった」
「立会いしてからうまく勃起しない」

 
という発言が飛び出してくるわけです。

「不届き発言、けしからん、妻にどれだけ負担がかかってるかわかっとるのか」
 
と、妻側からのお怒り発言はごもっともですが、いろんなタイプのひとがいて当然なので、立ち会い出産の受け止め方も様々ということです。
 
特に性の世界は、個人色が出やすいもの。そのかたの育った環境や取り巻く人々、若い頃の性体験に寄って、セックスレスの芽が脳内(下半身も)に根付いている場合が多々あり。

思いもよらずことがきっかけで「セックスレスの芽」が発芽してゆく・・・。

思いもよらぬことが立会い出産であったとしたら?!
 
想定外ですよね。

でも想定外の事が起こるのが結婚生活。

お互いの性の欲求、満足度合い等々、結婚前に時間をかけて
理解し合う努力が必要なのであります。
 
ご相談者さま、どうか自分を責めないで。

結婚生活は一方が諦めたり、自己卑下
してしまうとどんどんクールな関係に冷え込んでいきます。
「お互いの話し合いが足りなかっただけ」と
気持ちを楽に持っていってください。

そして理想の夫婦像を思い込みで作らないよう、軌道修正しましょうね。

夫婦像なんて、日々変容してゆくもんです。変わって当然。罵倒し合う日もあれば、楽しすぎる日もある。
 
夫婦の理想形を決めたいのであれば


「秘密を作らない」
「浮気をしない」
「借金をしない」
「両家の冠婚葬祭は必ず出る」

など具体的に、ルールブックを作っておくのがよいです。
あ、決して「毎週2回エッチする」など性に関しては
強要しないように。
 
ご相談者さまは現在、離婚が頭をよぎっているようですが、離婚より前に
「セックスレスが改善すれば、やり直せるのか」を自問自答してください。
 
毎朝、ハグ&キスしてくれるのが復活すれば、離婚はしなくていいのか。
ご相談者さまが、旦那さんに触れると、うれしそうに手を握り返してくれれば、
結婚生活は続けることができますか。
 
お子さんはかならず成長して、独立してゆきます。
「子供との楽しい生活」がこの先70年続くことは考えられません。
 
子供さえいれば大丈夫と、心を奮い立たせるのはよいですが、
環境は先にも述べたように、日々変容します。
 
離婚を考える前に、ご相談者さまの決意、覚悟を今一度精査してください。
 
ご相談者さまが今、一番足りていないのははたしてセックスなのか。
 
セックスレス問題は、自問自答を何度も繰り返してあぶり出さねば、本質が浮き上がりません。

オトナのお悩み保健室で相談

  • 専門家による安心のサポート
    カウンセラー、助産師、弁護士、性のセラピスト、セクシー男優など、多様な専門家が悩みに寄り添いながらアドバイス
  • 匿名で気軽に相談できる
    名前や顔を出さずに、LINEチャットやオンライン通話でプライバシーを守りながら安心して相談
  • 今すぐ悩みを打ち明けられる
    深夜対応のチャット相談で、寂しい・辛い気持ちをすぐに受け止めてもらえる
  • セックスレスや夫婦仲のリアルな解決策
    25年以上、夫婦仲の問題に向き合ってきた専門家監修のもと、一人ひとりに合わせた具体的な改善策を提案

チャット放題

  • 24時間365日いつでもチャットで相談
  • 一律500円で7日間相談し放題

通話相談

  • 事前予約の上通話で相談※顔出しは任意
  • 専門家毎に金額が異なります

\ 初回無料相談受付中 /

参考になったらぜひシェアしてください
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

三松真由美のアバター 三松真由美 保健室所長 /カウンセラー /コメンテーター / 執筆家

過去20年に渡り、夫婦関係改善コミュニティサイト「恋人・夫婦仲相談所」を運営し、1万3,000人を超える会員に支持される夫婦仲コメンテーター。

20年以上にわたり、セックスレスや夫婦間の課題に真摯に向き合い、的確なアドバイスと実践的な解決策を提供してきました。その経験から、セックスレス改善には「一つとして同じケースがない」という信念をもち、夫婦それぞれの性格、価値観、体験、過去の性遍歴、嗜好に寄り添ったオーダーメイドのアプローチを重視しています。

また、日本フェムテック協会の顧問として、女性のあらゆるライフステージ毎の悩みの解消を後押しする支援、また元ED診療ガイドライン制作委員としての専門的な知識を活かし、男性側の性機能に関する悩みにも対応。

執筆や講演活動を通じて、セックスレスの課題を多角的に分析・発信し、多くの夫婦や未婚カップルに希望を与える実績を築いてきました。
マスコミ取材や著書においても高い評価を受け、「セックスレス・夫婦関係改善のプロフェッショナル」として信頼されています。

性に関するお悩みをお持ちの女性が、安心してご相談いただけるよう寄り添いながら、未来に向けた一歩を一緒に考えていきます。

目次