性の話を伝えるには?【私たちが下手な100の理由 神田さゆりのセックス革命】

皆様こんにちは。神田さゆりです。

前回「思い込みを刷り込む男性たち」について書かせていただきましたが、このタイプのパートナーはもちろん、性に関して正直に伝えることって女性としては結構勇気がいりますよね。

私は性のことを正直に伝え合うには、まず男女の性質の違いを知ることが大切だと皆様にお伝えしています。
実はこれを理解してるとしてないでは伝わり方が全然違うんですね。

なので皆様にもぜひ実践して欲しいので、パートナーとの日常のコミュニケーションでもお使いいただければと思います。

目次

結論重視とプロセス重視

まず、多くの男性というのは「結論重視」で日常を過ごしています。
男性が「女性の話はオチがない」と言っているのを聞いたことはありませんか?

例えば喧嘩中にこちらが話してる途中にため息ついて「結局何を言いたいわけ?」「つまり俺が悪いってこと?」のように勝手な結論を言い出された経験がある女性も多いのでは。

こちらからすると、この態度は早く話を切り上げようとしている、真剣に聞いてくれてない、面倒くさがってる、という印象ですが、こういう所も元々男性が持ち合わせている性質だと理解しましょう。

つまり男性は「結論がわからない長い話」がチョーゼツ苦手なので、最初からプロセスを話されても内容がいまいち頭に入ってこないのです。


脳のしくみがそうなっているので仕方ない部分でもありますが、一度に多くの情報を処理することがしづらい傾向にあります。
その分何か一つに集中することは得意とも言えます。


対して女性は結果よりも、そこに行くまでのプロセスを大切にする傾向があります。

特にパートナーや親しい人には、原因、経過、現在の状況、などを可能な限り相手にも理解してほしいが故に、初めから話し始めたりするわけです。

だけど結論重視の男性はそれを理解するのが難しいし、長い話と膨大な情報を受け入れられません。

つまり女性は1→2→・・・・10(結論)のように話し始めますが、男性は2、のあたりからあまり頭に入っていないのです。

「それじゃあ話し合いなんてできないじゃない!」とお思いかもしれませんね。
そうそう。だからこそ、伝え方にコツがいるのです。

ではわかりやすく例を挙げましょう。


伝え方のコツの例:セックスレス気味の場合

例えば、パートナーの女性側が一時的に拒否してセックスレス気味になっていたとします。

女性がセックスを拒否するのはさまざまな理由があり、子育てなどで疲れ切っている場合や、日常生活の中で相手へのあらゆる不満や不信感が積み重ねられてる場合が多いです。


なのでパートナーを嫌いではないけど、そうなってしまったプロセスを夫に全て理解してもらいたいところ

ですが、これを例の如く1→2→・・・・10(結論)で理解してもらうのは無理があるんですね。

で、「早く結論言えよ」「もう俺のことが好きじゃなんだろ?」「他に男がいるのか?」と、飛躍した事を言い出すわけです。
女性側からしたら「何でそうなるの?」て感じですが、このような返答をされて悲しんでいる女性は沢山いるわけです。

相手が欲しい結論とは

では、どんな風に伝えるのが正解なのでしょうか?

男性は「結論重視」なので、この結論を先に伝えると話を聞きやすいです。
ただしその結論は、「パートナーにとって欲しい結論」なので、この場合「だから今はセックスしたくないの」ではありません。「本当は私だってあなたとセックスしたいの」なのです。


その前提で「体力的に今は辛い」「子育てに非協力的だとそんな気にならない」「ムードを大切にして欲しい」などの理由を聞く気になります。


要するに鼻先のニンジンが必要なんですよね。

伝え方のコツの例:セックスで改善してほしいことがある場合

では、同じようにセックスに対して改善してほしい点を伝えるならば?

10の結論が「丁寧に前戯をして欲しい」「もっと優しく触れて欲しい」などを伝えるために相手が欲しい結論を先に伝えます。「もっとあなたとセックスで気持ちよくなりたいの」から話が始まると、本来聞いてほしい要望も聞いてくれやすくなります。

つまり、男性は「意見」「批判」のように感じられる言葉が先にあると話を聞きたがらないので「あなたが好き」「おねだりしちゃう」のような前提があると要望に聞く耳を持つわけです。


「そんなに俺が好きなのか!仕方ないなー」「そんなに俺とセックス楽しみたいのか!よしよし可愛いやつめ」みたいな感じですね。


あぁ、はいはい、わかりますよ。
皆様の中には「何それ?男ってアホなの?」「めんどくさっ!」と思ってる方がいますよね?

でもね、この伝え方のコツを理解していたらセックスのことだけではなく、日常的に扱いやすく、要望を聞いてくれたり、率先して家事育児をするパートナーに変わっていくパターンはとても多いのです。
なので、騙されたと思ってぜひやってみてくださいね。

調教は焦らず

「でも、今まで感じてたのは演技だったのか?て言われたらどうしましょう?」

なるほど。でもそれも大丈夫です。

そんな時のための都合の良い言葉があります。
それは「◯◯の時から私の体質が変わったみたい」です。

◯◯は「子供産んでから」「30過ぎてから」「先月の生理から」「風邪ひいてから」でも何でも良いのです。

そもそも女性の性格や体質はバイオリズムで毎週違うと言われるくらいですから、嘘ではありません。

それに女性の身体のしくみを理解してる人なら性的に勝手な思い込みなどするはずもないのです。


知らないからこそ、知ろうとしてないからこそ効果的な言葉なのです。

実際に私もこの手段でAV脳だった男性を変えてきました。

そうしてパートナーが「わかったよ」と多少でも努力して優しく触れる、丁寧な前戯、などを気がけてくれるようになったら、褒めまくりましょう

「その触り方優しくて安心する」とか「こんなに気持ちいいの初めて」など褒めると、そこからどんどん上達していきます。

気づくと「君の身体を僕は知り尽くしてる」と自信満々になっていると思いますよ。


女性も男性をセックスで育てることができます。「調教」は焦らず、少しずつですよ。

参考になったらぜひシェアしてください
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

愛のムチ恋愛コーチ、恋愛本著者。初版「34歳以上限定年下彼氏の作り方」はAmazon総合2位、8部門1位。モテ方,セックスレス、離婚危機、非モテから激モテ、異性間コミュニケーションなどの講師。美容家暦も20年で3分でほうれい線を飛ばす神田式リフトアップ考案者。

2019年には【3分でほうれい線を飛ばす神田式リフトアップDVD】を発売。
2024年オトナの超♡性教育を出版。
さらに恋愛、性。パートナーシップの専門家として活動中。

目次