それって男性の責任?【私たちが下手な100の理由 神田さゆりのセックス革命】

セックスをタブー視し、世界基準の性教育を行わないニッポン。日本人の多くはセックスに関する正しい知識どのくらい持っているのでしょうか?知らないからこそ思い悩み、性に対して臆病になってしまう、そんな日本人たちへ向けて、男女の真髄を知り尽くす、ラブエキスパートの神田さゆり先生に、セックスについて教えていただきます。第二回は“それって男性の責任?”です。

目次

セックスで雑に扱われがちなクリトリス!!

皆様こんにちは。愛と性の専門家、神田さゆりです。

さて、前回はクリトリスが快感を得るためにだけ存在する人類唯一の器官であるとお話しましたが、「初めて知った!」という方も多かったのではないでしょうか。

今回も引き続きクリトリスについてですが、現在は「クリトリス=女性の快感ゾーン」という認識は男女ともに広まってはいますよね。ですが、どうもいざセックスの場面になると「こすれば気持ちよくなる場所」とばかりに雑に扱われている場面が多いように感じます。

男性から乾いた指でクリトリスをゴシゴシゴリゴリされたり、AVのように女性器をぐいっと広げられて尖らせた舌先でいきなりベロベロベロー!とイジリー岡田(ご存じない方もいらっしゃるかしら!?)ばりに高速で舐め上げられて思わず「ひっ!」と声を上げたことがある方もいるのではないでしょうか。しかもその反応を感じていると勘違いされてさらに強いタッチの愛撫になったり!なんてこった!

自分が見たこともないクリトリスを愛撫してもらう!?

こういったことはAV大好きな男性皆様が勘違いで起こしやすい事態な訳ですが、でもこれってクリトリスの愛撫の仕方をわかっていない男性だけの責任でしょうか?

知らないことには上手くはなれない、と前回もお伝えしましたが、それにはまず自分自身の身体を知ることが何より重要です。皆さんはご自身のクリトリスをきちんと見たことはありますか?

もしないのであれば、これを機に鏡でしっかり確認することをオススメします。え?クリトリス以前に自分の女性器を見たくない?気持ち悪い?なんかグロい?恥ずかしい…??

しかしですよ、自分で自分のクリトリスをそう思っているのに相手にそこを舐めてもらったり可愛がってもらおうというのはちょっと変ではないでしょうか?多くの男性は自分のペニスに愛着が強いらしいです。だからフェラチオされるのが大好きなのかもしれませんね。

誰もが可愛いクリトリス

私はクリトリスをもつ女性は皆美しいエロスの女神であると思っています。

あなたもきっと彼女(クリトリス)の姿を見つめたらそう思えるようになりますよ。なになに?大陰唇が黒い?小陰唇がびろーんとしている?周りが毛深い?

いやいやそんな事は一旦置いておいて。あなたのお姫様の姿をぜひ鏡で見てください。きっと真珠のような突起が包皮に隠れている方が多いでしょう。

時には活発にいつも顔を出している陽キャちゃんもいるかもしれません。ちっちゃい子も大きい子もいるし、男まさりなペニスっぽい容姿の子もいます。その姿はそれぞれ違います。私たちの顔がそれぞれ違うようにクリトリスも女性器全体も、それぞれ違うのです。そしてたとえ女性器周りが黒ずんでいたり毛深かったりしても、皮の中のクリトリスはしっとりとしていて、「こんな唇だったらいいのに!」と思うほどの綺麗なピンクや赤みの強い薔薇色をしているはずです。なぜならクリトリスには毛穴がないのでメラノサイトもないから!

私は自分のクリトリスを見るとあまりの可憐さにいつもうっとりとしてしまいます。もっと男性にクリトリス可愛いねって褒めてもらいたいわ。恥ずかしいけど本当に嬉しくてキュンとします。

クリトリスがどこまで広がっているか感じて

可愛いクリ姫を確認したら、今度は全体像と言われる周りから触れてみてクリトリスとの繋がりを感じてみましょう。解剖図のように透けては見えないので、ご自身の感覚でクリトリスと自分の繋がりを確認してください。

足を開いた状態で、女性器の周りを2〜3本の指の腹でゆっくり押してみてください。抵抗があればショーツの上からでもOKですよ。お尻の穴の方からスタートしてから大陰唇の両側を1センチずつクリトリスの方へ上っていくイメージで優しくゆっくり押していきます。

そうすると腟口に差し掛かるあたりからじんわりとクリトリスに感覚が続いているのが感じられると思います。クリトリスに近くなるごとにキュンとした気持ちよさが強くなっていくはずです。その感覚があると、クリトリスが見えている部分だけでなく、腟口を覆うように感覚神経が伸びているのを体感できます。実はよく聞くGスポットの中イキは、この感覚神経を伝っている腟からのクリイキとも言われています。

クリトリスは小さいペニス?

男性はオーガズムを迎えた時にわかりやすく射精しますが、女性のクリトリスによるオーガズムもこの射精の感覚に近いと言われています。射精と同じように、クリトリスのオーガズムで女性も尿道左右のスキーン腺、腟口の左右にあるバルトリン腺、腟壁からの腟分泌液が通常よりまとめて分泌します。個人差はありますがジュワッとなる感覚がわかる人もいらっしゃると思います。

そうすると腟への挿入が心地良いものになります。さらに腟分泌液の成分はアルカリ性なので酸性に弱い精子を導く役割も果たしています。すごいですよね!なので、快感の傾向はペニスと似ていてもその役割は全く違います。

クリトリスのオーガズム→愛液が多量に分泌→ペニスの挿入がスムーズ→さらに気持ちいい→精子も守り誘導、というわけです。ただし…ペニスの挿入がなくても我らクリ姫は十分に満足しています。だって気持ち良くなるための器官ですから…当然セックスにおいては、まずは女性が快感を十分に得てから男性が挿入し射精する、という流れを経るのが最もスムーズなわけで、それに欠かせないのがクリトリスの存在なのです。

いかがでしたでしょうか?クリ姫の偉大さをよく理解していただけましたでしょうか?

私たち女性が幸せな気持ち良さで満たされるためにクリ姫は存在しています。まず大切なことは、私たち女性自身がこの素敵なお姫様を愛し、その存在を理解してあげることです!素晴らしいセックスライフ&セルフプレジャーのためにもしっかりとクリ姫と対話してくださいね。

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この記事を書いた人

愛のムチ恋愛コーチ、恋愛本著者。初版「34歳以上限定年下彼氏の作り方」はAmazon総合2位、8部門1位。モテ方,セックスレス、離婚危機、非モテから激モテ、異性間コミュニケーションなどの講師。美容家暦も20年で3分でほうれい線を飛ばす神田式リフトアップ考案者。

2019年には【3分でほうれい線を飛ばす神田式リフトアップDVD】を発売。
2024年オトナの超♡性教育を出版。
さらに恋愛、性。パートナーシップの専門家として活動中。

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