ひとりだと心地いい、ふたりだと気持ちいい♡パートナーと楽しむボディケア

「女子の皆さん、気をつけてね。男ってトイレ出る時手を洗わなかったり、チャチャっと水洗いで済ませる人多いからさ、そのままの手であなたの大切なところ触られたらバイ菌入って大変だから、必ず先にシャワー浴びさせて！」


ある恋愛系YouTuberのこのコメントでハッとした。
そういえば私も、エッチした後はシャワーで流さないとそんなふうになりやすい。確かに彼氏ってちゃんと隅々まで洗えてるのかな？でも子供みたいに「ちゃんと洗えてる？」なんてチェックするのもなぁ。

そんな時、プロミルココエのボディソープを見つけた！

「こちらは2人で共有するデリケートゾーンにお勧めのボディソープなんですよ。天然由来原料90％以上でアルコールや着色料なども使っていませんので、安心してデリケートゾーンにも使えます」

店員さんにそう紹介されて、泡を手に乗せてもらった。

「柔らかい・・・それにいい香り」

「そうでしょう？自然で爽やかな香りなので男性にもとても気に入ってもらえています。2人で洗い合いっこが習慣のカップルも多いんですよ」

「洗いっこ？」

「はい、洗いっこです。私も夫とよくやりますよ、結構楽しくておすすめです」


なるほど、洗いっこという手があったか・・・！

「ねぇ、私も入って良い？」先にバスルームに入った彼に声をかける。

「え、もちろん！どうしたの？珍しい！もしかして…エロい気分？」

「バカ！今日はいいもの買ったから一緒に使いたいの」

確かに一緒にお風呂なんて久しぶり。私はプロミルココエの柔らかい泡を手に取って、お風呂椅子に座っている彼のおへその下にこんもり乗せた。

「わ、なになに？泡で出るんだ？！ここだけ洗うの？」

「全身使えるけど、ここは特にきちんと洗って欲しくて」

「…ふわふわでめっちゃ気持ち良い…しかも良い香りだね」

「男の人もこうして丁寧に洗っておくと、女の子も安心できるんだよ」

「ちゃんと俺洗ってるよ！」

「そうなんだろうけど・・・前さぁ、エッチした次の日から私が痒くなっちゃったことあるでしょ？」

「ああ、お前が仕事で疲れすぎてた時だろ？免疫力落ちてるとなりやすいって言ってたよね」

「それもあるんだけど・・・パートナーの手やアソコから雑菌が増えるのも１つの原因なんだって」

「そうなの？じゃあ俺ももっと丁寧にあちこち洗うか」

「ありがと、これ一緒に使おうよ」

「綺麗にしてたらさ、ここにももっとキスしてくれる？」

「さぁね〜」

「じゃあ、俺も洗ってあげる」

「ほんと？でも、優しく優しく、だからね」

「わかった。なぁ、今日、ここが同じ香りになるね。後で確認し合おう」

「もーう！すぐそれなんだから」

でも、今日はいつもより沢山そこにキスできるかも。プロミルココエで洗いっこ。ふわふわの泡が、2人だとなお気持ちいい。

最近うちの妻が冷たい。お風呂から上がったらすぐに自分の寝室にこもって、そのままほとんど会話もないまま寝てしまう。妻が自分の仕事部屋で寝るようになって1ヶ月。時々「今日は一緒に寝ない？」と誘うけど、「うーん、今日はいい」の返事ばかり。

「できれば子供は2人欲しい」なんて結婚前は言ってたけど、これじゃ子作りどころじゃないよ。まだ新婚の部類になると思うけど、結婚したらこんな風に冷めちゃうもの？それとも僕が何か妻の機嫌損ねることしたのかな？このままじゃよく聞くレス夫婦の仲間入り・・・と言うよりも完全にそうなってるんじゃないか_？よし、今日こそは妻と一緒に寝ようって誘おう。

僕が妻の部屋をノックしようとしたら、同時に妻がドアを開けた。

「わ！何よびっくりするじゃん！」

「ごめん、今日さ、一緒に寝ないかなって思って」

「うーん、今日はいい」妻のいつもの返事に僕は苛立った。

「あのさ、いつもそうやって別々で寝てるけど、こんなんじゃ夫婦としてよくないと思うよ！寝室を別にしてから、夜ほとんど会話もないじゃないか！僕のことなんかどうでもいいの？」

「何言ってんの、そんなわけないじゃん」

「じゃあ何で夜僕と寝るのを避けるんだよ！」

「あなたが私のこと臭いって言ったから！」

「ええ？僕がそんなこと言うわけないだろ！」

「言ったの！私が前お風呂あがりにボディクリーム塗ってたら匂いが甘ったるくて臭いって！その匂いで寝れないって！」

僕はうっすらと思い出した。確かに以前妻が塗っているボディクリームの匂いが甘すぎて「くさっ」と言ってしまったことがある。僕は女性用の化粧品特有のあの甘くて重い香りが苦手なのだ。

「それは、ごめん。でも苦手なものを正直に言っただけだし、たったそれだけで別で寝るようにしたの？」

「違うよ。次の日にあなた『昨日は1人でベッドが広々だったよ』ってわざわざ言うから、もう戻ってくるなって意味だと思ってこっちで寝るようにしたの！それにずっとそのままだったじゃん！」

「違うよ！一人寝は寂しいって意味だよ！それに僕は何度も一緒に寝ようって誘ったのに断ってたじゃないか！」

「そんなの自分がエッチしたい時の都合でしょ！」

「そんなわけないだろ！もういいよ！おやすみ！」

僕は寝室に戻った。何だよ、勝手なことばかり言いやがって。男だって寂しいし、セックスがなくてもただ触れ合いたい時だってあるんだよ。僕はそのままふて寝しようとしたけど、とてもこんな気分じゃ眠れない。もう一度、妻の部屋をノックしようとしたら、中から妻のすすり泣く声が聞こえてきた。

「ねえ、入るね」

妻はベッドで膝を抱えて泣いている。こんな口喧嘩くらいで泣く人だったかな？妻は僕と目が合うと、ちょいちょいと手で僕を呼ぶ。隣に座ると

「・・・ごめんなさい、何だかここのところずっとイライラしちゃって・・・」

僕は久しぶりに素直な妻の姿にさっきまでのムカつきが一気に吹っ飛んだ。

「いいよ、僕も強く言ってごめん」

そう言って妻を抱き寄せる。ふわりと、いい香りがした。

「なんか、いい匂いだね」

「さっき、ボディクリーム塗ったから・・・これ臭くない？」

「臭くないよ。すごく良い匂い」

「これね、プロミルココエって言うの。あなたが前のやつ苦手って言ったから新しく買ってたの。それにあなた、いつも冬背中が乾燥してるから、これなら塗れるかなって」


「そうだったの？もしかして前のも僕に塗ろうと思ってくれてたの？」

「うん、でもあなたが臭いって言うから、つい意地になっちゃって・・・」

「じゃあ、これ僕にも塗ってくれる？」

「うん」

そのクリームは、爽やかな香りで、柔らかくするすると肌に馴染んだ。その感触が、まるで僕らの仲を取り持ってくれているようだった。

今、私はお尻にパックを貼っている。発端は、夫との夜のすれ違い生活だった。特別な理由なく1ヶ月夜の生活がない夫婦はセックスレスに該当するらしいが、もう半年ほど、ない。お互い仕事で疲れているし、おまけに息子は4歳になったばかりのやんちゃ盛り。最近はびっくりするほど一日中お喋りしてるし、毎日「ちんこ！おしり！」なんて言って夫まで一緒になって大笑い。

この男の子特有の下ネタブームに拍車がかからないように、私は夫婦のいちゃつきを見られないようにしていた。夜はまず息子を寝かしつけてからコトに及ぼうとしていたが、つい一緒に寝落ちをしてしまう。で、気づけば完全にレス状態。しかし私達夫婦はそれ以外は仲良しだ。

会話もあるし、冗談も言い合うし、通りすがりにお尻を叩き合ったりもする。お互いに愛情はあるのだと思う。ただすっかり家族としての感覚ばかりが強くなって、男女として関わるのがちょっと照れ臭くなっていたのも事実だ。とは言え、このままではまずい。友人たちと集まった時に相談すると、5人中3人が「うちもだよ」「うちは３ヶ月」「私2年」なんて言うからびっくり！皆同じ悩み持っていたのか。

そんな中、一番結婚生活が長いはずのS子は「うちはいまだに週2〜3回かな」なんて言うので、皆に衝撃が走った。「マジマジマジ？」「旦那が誘うの？」「嫌じゃないの？」「仲良しのコツは？」と私も含め皆興味津々。S子夫婦の関係は私たち夫婦には全く当てはまらなかった。

・日頃からスキンシップが多い→戯れ合うけどキスやハグはしてない

・相手を褒めたり甘えたりする→ついガミガミ言ったりする

・時には子供を預けてデートをする→子供が生まれてから一度もない

・下着はTバックやレースなどセクシーなものを着けている→いつ買ったかも定かではないゴム伸びおパンツ。なるほど、このままじゃいけない！

長いこと履いていないレースのTバック…たまには履いてみてもいいかもと、履いて鏡を見たらびっくり！私のお尻ってこんなんだったっけ？なんだかくすんでるし、手触りもざらついてる。昔はもっとプルンとしてツルツルだったような・・・でも考えてみたらお尻ってどうやってケアするんだろう？

そして今私は、ヒップパックなるものを貼っている。だけど、若干貼る位置がズレてるように感じる。やっぱりお風呂上がりに慌てて鏡も見ずに自分で貼ったからかな。私はそそくさと脱衣所に行き、姿見の前でパジャマと下着を下ろした。やっぱり左右がズレている。

「もうちょい右側をこっちに・・・」

「・・・・お前、何やってんの？」

「キャ！！」

「何？湿布？お尻ぶつけたの？」

「違う、いや、そう、いや違う！」

私は恥ずかしさのあまり湿布だと嘘をつこうか迷ったが、もう見られたからには仕方ない。

「これ・・・お尻のパックなの。最近お尻の肌荒れが気になって」

「へー！そんなのあるんだね。で、今貼ってたの？」

「うん、貼ったけど、自分で慌てて貼ったからズレちゃって貼り直そうと思ったとこだったの・・・もう、見られてたの恥ずかしい！」

「何だよ、俺に言えば良いのに！貼ってやるからほれ、お尻出せ！」

「え！やだ恥ずかしいからいいよ！」

「何言ってんだよ今さら。良いからほら」

私は観念して夫にお尻を向けた。夫は丁寧にパックを貼り直してくれた。

「お前のお尻、久しぶりに明るいとこで見たな。なんかムラっとするな」

「ちょっとやめてよ、恥ずかしい」

「これ、貼ると気持ちいいの？」

「うん、しっとりぺったりして気持ちいいよ。いい香りだし。え、あなたも貼る？」

「いや、俺はいいよ！」

「お返しに貼ってあげる。私だけ辱められてるの納得いかないし！ほらほら、とっととケツ出しやがれ！」

私は夫のパジャマを下ろす。

「きゃー！」

「へへへ、いいケツしてんじゃねえか」

「やめて〜！見ないで〜！」

2人ではしゃいでいると、寝かしつけたはずの息子がニヤニヤしながらドアの前に立っていた。

「ママ〜！パパのおしり見てるのえっちじゃ〜ん」

げ！しまった！

「違うよ〜パパのお尻ぶつけたからお手当してたんだよ！ね、パパ！」

「そうでーす！さて、じゃあ今日は3人で寝るか！」

「そうだね！そうしよ！」

夫は息子を抱えて「ビューン！」と言いながら3人で寝室へ向かった。振り返ってこっそり私に「続きは明日だな」と言った。