旦那が好きだけどしたくない|その理由やしたくなる方法を解説!

旦那のことは好きだけどセックスはしたくない…という妻も多いのではないでしょうか。ここでは、そんな理由や夫側の本音と共に「したい」と自然に思える方法をご紹介していきます。

目次

旦那が好きだけどしたくない-気持ちわるいと思う妻たちの理由とは

好きで結婚相手に選んだ目の前の夫…なのにセックスしようと思うと“気持ち悪い”とさえ思ってしまうのはなぜなのか。ここでは、6つの理由に注目して解説していきたいと思います。

夫が好きだけどしたくない6つの理由
  • 忙しすぎてセックスする余裕がない
  • 夫を男として見られない
  • 産後クライシス
  • 子どもがいると気になってしまう
  • 夫とのセックスの相性がよくない
  • 夫婦のコミュニケーション不足

忙しすぎてそんな余裕がない

日々、育児や家事に奔走していると休む間がないので「夜は早く寝て休みたい…」という考えから夫婦の時間を作るのを後回しにしがち。ましてやフルタイムで働く妻であれば、より多忙な日々を送っていることでしょう。

しかし、そんな妻の疲れている様子や苦労を知らないで家事や育児を分担しない夫からスキンシップを求められると「私のことを労ってくれる気持ちもないし、寄り添う気持ちもない人に抱かれるなんて無理!」という気持ちになり、「したくない」と思ってしまうのです。

男として見られない

「普段仲が良いのにセックスの話になると妻が途端に拒否する…」「家族としてかけがえのない存在である夫に愛情はあるんだけど…」

夫婦の期間が長くなると目の前にいる夫に対してふと、「あの頃(カップル時代・新婚時代)の夫は男として魅力的だった…」と思っている妻も多いのではないでしょうか。また、ライフステージの変化により男女の仲から家族、中には相棒・兄弟のように見ている妻もいるでしょう。

このように、だんだんと男としての魅力が感じられなくなったパートナーを見ていると、セックスをしたい気分になりにくくなり「(なんとなく)したくない/しなくてもいいかな」と考えてしまうのです。

産後クライシス

「産後クライシス」とは、出産直後から数年間、夫婦関係が悪化する現象を指します。産後クライシスは、妊娠前後のホルモンバランスの乱れから精神的に不安定になり、夫の言動や行動に苛立ちを感じることから起こるとされています。

また、妊娠前後のホルモンバランスの乱れにより性欲が起きにくくなったり、子どもを優先する生活に変化したことで夫婦間のコミュニケーション不足へ陥ってしまうなど産後クライシスは夫婦仲を悪化させる要因にもなるのです。

女性は妊娠中から「母」となり、夫のことよりも「子ども」のことを一番に考えるように変化していきます。

心身ともに妊娠中から変化している妻に対し、夫が妊娠前と変わらない生活スタイルを送っている姿や妊娠前後の身体の辛さを考えない夫に対してどんどん不満が募る妻もいるでしょう。

出産直後とるなると子どもの世話で手一杯になると夫よりも子どもを優先するようになり、夫への関心が薄れて「別に嫌いじゃないんだけど…したくない」と思うようになってしまいます。

子どもがいると気になってしまう

住宅環境によっては子どもと同じ寝室で寝ているご家庭もあるでしょう。子どもが隣で寝ている横で行為をすると「子どもに気づかれないか心配でしたくない」「子どもに見られないか気になって集中できない」と思っている妻もいます。

また、「子どもに性的行為を見せることは虐待にあたる行為である」とこども家庭庁も提唱しており、親の性的行為はあまり見られていいものではないと考え、スキンシップすら避けられることもあります。

【参考:児童虐待防止対策|こども家庭庁

そういったことから夫とのスキンシップを図るか子どもに与える影響度を考えたとき「セックスを見られて子どもに悪影響を与えてしまうくらいならしなくていい/したくない」と考え、夫とのセックスを拒否してしまうのです。

セックスの相性がよくない

そもそも夫とのイマイチなセックスに嫌気が指し、だんだんと「したくない」と考えている妻もいます。

例えば、

  • 夫とセックスをすると痛い
  • 不快に感じる
  • 気持ちよくない・下手 などなど…

こうしたセックスに対する不満を抱えてはいるものの「夫を傷つけてしまうのではないか」「関係が悪化したらどうしよう」と考えて「したくない」という気持ちからセックスを拒否してしまうのです。

夫自身がセックスのやり方を改善してくれるよう努力してくれるのであれば解消するかもしれませんが、自分の性欲だけ満たす/妻が満たされていると勘違いして行う「俺様的セックス」を続けてしまうと、ますます妻の「したくない」気持ちが加速していくでしょう。

コミュニケーション不足

夫婦間でコミュニケーション不足、いわゆる「会話レス」であるにも関わらず、スキンシップを図ろうとする夫。そんなパートナーの態度に不快感を抱き「触れられるだけで気持ち悪い」と思い、したくないと考えている場合があります。

夫婦関係が長いほど「別に話さなくても相手の気持ちは分かっている(つもりだ)」「自分の気持ちだって分かっているだろう」と思い込みがちです。ですが、夫婦関係が長くても会話しなければ分からないことはたくさんあります。

コミュニケーション不足を解消しなければセックス問題が解決するのはまだまだ先の話です。セックスレスであってもなくてもスキンシップを図る前に夫婦で会話ができているのかお互い考えてみてもよいかもしれません。

”「セックスどころか会話すら十分でない」と心当たりのあるご夫婦は今のうちに「会話レス」を見直しましょう”。【参考:脱・マンネリ夫婦! 会話レス克服術[夫婦関係]|All About

好きだけどしたくない「拒否された側の本音」

「妻は自分のことを好きなはずなのに、なんだか“したくない”/“乗り気じゃない”ような気がする…」と妻が考えていることに対して不安を抱えている夫も多くいます。

しかし拒否する妻は「(自分は)したくない」という気持ちを優先するあまり、なかなか「拒否された側=(ここでは)夫」の気持ちに気付くことは難しいです。

そのため「セックスを拒否しただけなのにパートナーの態度が悪化した…なんで?」「したくない、と伝えただけなのに怒っているのはなんでだろう?」と疑問に感じている方も多いでしょう。

ここでは、拒否された側が考えている隠された本音について解説していきます。

どうセックスに誘えばいいのか分からない

例えば「明日デートしよう!」と誘ったにも関わらず「別に乗り気じゃない」と言われたり、誘いに乗ったもののデート中、終始不機嫌な態度だと

  • 誘うタイミングが悪かったのかな?
  • 誘った自分が悪いのかな?

と、さも誘った自分が悪かったかのような気持ちになってしまいます。また、自分自身を否定されたような気持ちになり、2人でいても楽しくなくなってしまいます。

これが度々起こると誘い方の正解が分からず、デートに誘うことすら怖くてできなくなってしまうのです。

セックスも同じく、拒否される態度が度々続くと「もうどう誘えばいいのか分からなくなってしまった」と考え、スキンシップを図ることすら避ける関係性になってしまう可能性があります。

このまま男として見られずに終わるのか…

夫が妻をセックスに誘うのは性欲を満たしたいといった理由だけでなく

  • 妻との愛情を確かめたいから
  • 妻にオンナとしての魅力を感じているから

行為に誘うのです。

しかし、妻がセックスに対して消極的な態度だと「もう好きじゃないのかな」「男として魅力がないのかな」と大きなショックを抱え、自分の存在ですら否定してしまうようになります。

こうした妻の態度から「男として必要とされたい!」という気持ちが募ると浮気や不倫に走ってしまう夫もいるので、簡単に拒否すると夫婦関係を破綻させる要因になるかもしれません。

【参考:不倫の動機は妻や家庭に対する不満だけではない…5つの理由[夫婦関係]|All About】

愛されていないと感じる…

セックスを拒否することは夫のラブコールを否定しているだけでなく、感謝の気持ちを感じにくくなったり、夫<子どもを優先する姿をみて自分の存在意義に疑問を感じる夫もいます。

このように家庭内で居場所がないと感じてしまうと「妻は俺の存在を否定したいのかな」「セックスを拒否するなんてもう愛されていないんだ」と思ってしまうのです。

また、妻のことは愛しているのに「俺は妻から愛されていない…」と気づいた夫。その気持ちに気づいた夫の中には妻に対する愛情が冷めてしまい、浮気や不倫をして愛情を満たそうとする方もいます。

【参考:浮気される妻・されやすい妻の特徴TOP5 あなたは大丈夫?[夫婦関係]|All About

旦那が好きだけどしたくないのに求められる…「拒否する」以外にできる方法

拒否された側の本音をご紹介していきましたが「忙しくてセックスのことなんて考えられない」「体調不良で少しでも休みたい」など、どうしてもセックスの気分が乗らないこともありますよね。

「でも、断ると夫婦関係が悪化しそう…」と悩んでいる方も多いと思います。

ここでは、「拒否する」以外にもできる夫婦関係が悪化しない5つの解決方法を解説していきます。

「拒否する」以外にもできる夫婦関係が悪化しない5つの解決方法
  • セックスに対する価値観や考えを話し合う
  • 2人で過ごす時間を作る
  • 家事・育児を分担する
  • 2人だけの夫婦生活ルールを作る
  • 距離を置いてみる

セックスに対する価値観や考えを話し合う

夫婦関係の長さに関係なくセックスに対する価値観は夫と妻でそれぞれ違うものです。ですが、性の対する考えを面と向かって話し合うのは恥ずかしくてなかなかできないですよね。

しかしセックスに対する考えが一致しないままだといずれセックスレスになってしまったり、すれ違ったまま夫婦関係が悪化することがあります。

どうして夫としたくないのか、気分が乗らない理由などを打ち明け、拒否された夫がどう考えているのか把握しておくようにしましょう。

寝室事情に関して一度真剣に話し合う機会を設けたり、パートナーが話し合いに応じる状況を作るなど、タイミングを見極めて話すようにしてみてくださいね。

2人で過ごす時間を作る

子どもがいると夫婦だけでいる時間を作ることが難しくなってしまったり、子どもがいなくても勤務時間が異なることで顔を合わせる機会が少なかったりすると、なかなか2人で過ごす時間を作ることが難しいですよね。

いざセックスをしようと目標を高く掲げるのではなく、まずは一日30分2人で会話する時間を作ってみるとよいでしょう。会話でなくても映画やドラマを一緒に見たり、おつまみやお菓子を片手に他愛のない話をするだけでもOKです。

ちょっとずつ会話レスを脱却しながら軽いスキンシップを増やすことで自然とセックスが「したくなる」ような雰囲気になるかもしれませんよ。

家事・育児を分担する

家事や育児をパートナーに対して負担をかけている”つもりではなかった”り、自分は家事や育児をしている”つもり”であっても実はパートナー自身は不満を感じているかもしれません。

家事や育児は“手伝う”“やっているつもり”で行うのではなく、主体的に行うよう意識チェンジしていくことが大切です。

そのためには、パートナーから「お皿洗って」「子どもを抱っこして」と指示をもらってから動くのではなく、パートナーの様子を見て「お皿洗っておく?」「子どもと遊んでいるね/寝かしつけするね」など言われる前に自ら動くようにしていきましょう。

また、パートナーの家事や育児のやり方に気に入らない部分が見えてくることもあるでしょうが、そこはあまり愚痴をこぼさないようにしてくださいね。お互いに苦手なことや得意なことを把握しつつ情報共有しながら負担の少ない家事・育児のやり方を見つけていくようにしましょう。

2人だけの夫婦生活ルールを作る

セックスを「しない」「拒否すること」が当たり前になってしまうと、だんだん夫婦生活を行える雰囲気が作りにくくなってしまいます。

セックスを「しない」ことが当たり前にならないように夫婦間の性事情やエッチするタイミングなどを話し合い、どんなときにするべきなのか決めておくようにしましょう。

また、義務的なセックスになるのが嫌/苦手と思うのであれば、なんとなくパートナーが「したそうにしている/スキンシップが多いな」と感じたときに誘う、というルールを作るのもアリです。

距離を置いてみる

いくらパートナーであっても一日中顔を合わせていると好きであっても嫌な部分が見えてきてしまいますよね。

「嫌な部分ばかり目についてしまう…」と思ったら、あえて趣味に没頭する時間を作ったり、一人でリフレッシュできる時間を過ごしてみましょう。

一度距離を取ってみると意外と夫の良い部分が見えてくるはず。また、夫の新たな一面が見られることで新鮮な気持ちで向き合えるようになります。

ただし、明らかに距離を置いてしまうと夫自身も「え?嫌われた?」「何かしたかな?」とネガティブに捉えられたり、意地を張って夫から距離を置いてしまう可能性があります。距離を置きたいと感じたときは気付かれない程度に「すこーし」だけ距離を取るようにしてくださいね。

これで解決!好きだけど「したくない」から「したい」に変化した方法

「好きだけど夫としたくない…」といつまでも乗り気じゃない態度を取っているようでは、夫婦仲を円満に保つことなんてできません。妻自身も夫と「したい」と思えるように意識を変えていくことが大切です。

ここでは「したい」と思えるようになる秘訣をご紹介していきますのでぜひ、参考にしてみてください。

普段の会話を増やす

「会話レスはセックスレスのはじまり」と言われるように、普段の会話が少ない夫婦であるほど将来的にセックスレスに陥りやすいとされています。

普段の会話が少ないと、お互い考えていることも分からないですし「パートナーが自分を見てくれていない」とも受け取られてしまいます。

そもそも、夫婦でのセックスはお互いの愛情を確かめあう大切なコミュニケーション。普段の会話で愛情が感じられないのに「セックスしよう」とはなかなか考えにくいものです。

何歳になってもセックスがある夫婦でいたいのであれば、何気ない会話からでもいいので普段からコミュニケーションをとるように意識しましょう。

日常生活から前戯は始まっているのです。普段の生活からお互いの気持ちが充足するよう心を通わせられるようになれば、自然とセックスが「したい」気持ちが湧き上がってきます。

スキンシップを増やす

普段、スキンシップが少ないといざ、セックスで身体が触れ合うときにパートナーであっても嫌悪感を感じやすいです。

手を繋ぐ、キスをする、肩や腰に触れる、などお互いの身体の一部分に触れておくことでセックスで触れ合うときも自然な気持ちで愛情を確かめ合うことができるようになります。

スキンシップをしてもらうのを待つ、のではなく自分から触れることも大切です。例えば、寝ているパートナーの頭をなでる、手を繋いで寝るなど「少しだけ」触れる時間を作るようにしましょう。

俺様的大丈夫思考を変えてもらう/気づいてもらう

「自分たちの夫婦仲は良好だ」「妻の気持ちは分かっている」「セックスだって満足している」など俺様的大丈夫思考が強いと妻の気持ちになかなか気づきにくいものです。逆に妻の方も「夫に自分の気持ちを察してほしい」と思っているようでは夫婦間のすれ違いはいつまでも解決しません。

実際にパートナーはどう思っているのか、セックス含め話を聞いてくれそうなタイミングを見つけて、自分が思っている気持ちなどを夫に伝えるようにしましょう。夫側も「俺は大丈夫」といった自分本意な思い込みは捨て、目の前のパートナーが訴えていることに耳を傾けるようにしてくださいね。

旦那が好きだけどしたくない問題は夫婦によって様々

「旦那のことは好きだけどしたくない」理由は様々です。解決する方法も夫婦の形によって様々。

「したくない」ことをなんとなく雰囲気に出したり、言葉にして伝えてしまうとパートナーであっても傷ついてしまいます。最悪の場合、今後セックスに誘うことすら避けるかもしれません。

大切なのは「したい側」の気持ちを考え、乗り気でないときは相手が傷つかないような言動・態度をとることです。また、セックス以外にも夫婦仲が良好でいられる秘訣も一緒に探していくようにしましょう。

それでもセックスに乗り気でないのに夫が理解してくれなかったり、セックスに対する価値観が合わないと悩んでいる方は恋人・夫婦仲相談所に相談してみてください。

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この記事を書いた人

オトナのお悩み保健室運営。
周囲に相談しづらい性のお悩み解消に向けて役立つ情報を発信してまいります。

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