なぜ「産後レス」は起きるのか?その3つの理由

結婚生活の中でも「産後」は特にセックスレスになりやすい時期とされています。 産後にセックスを再開しない夫婦が約3割にのぼる理由を解説します。

産後のセックス事情

ベビカムのアンケートによると、産後にセックスを再開していない夫婦が約3割いることが分かっています。

一方、再開した夫婦で最も多かったタイミングは「出産後2〜3か月後」。 これは女性の体調が安定し始める時期でもあり、育児にも少し慣れてくるタイミングだからでしょう。

では、なぜ約3割の人が産後にセックスを開始していないのでしょうか?

産後のセックスレスの3つの理由

1. ホルモンバランスの変化による性欲減退

産後はホルモンバランスが大きく変化し、性欲が低下しやすくなります。

  • 「プロラクチン」(授乳ホルモン)が分泌され、卵巣機能を抑制。
  • その影響で生理がこないことも多く、性への関心が薄れる。

実際、アンケート調査によると、約50%の女性が「産後に性欲がなくなった」と回答しています。

2. 育児による疲労と睡眠不足

新生児の育児は24時間体制。特に産後は、

  • 授乳や夜泣き対応で睡眠不足に。
  • 体力的にも精神的にも余裕がない。

この状態で「セックスしたい」と思う余裕がなくなるのも当然です。

3. 体の変化と痛みへの不安

出産後の女性の体は大きく変わります。

  • 出産時の会陰切開の傷が怖い。
  • 産後のホルモン変化で膣が乾燥しやすく、性交痛が発生。
  • 乳首への刺激で母乳が出るなど、身体的に違和感を覚える。

このような理由から、産後は「セックスをしたくない」「痛みが怖い」と感じる女性が多くなります。

産後レスを乗り越えるために

産後の変化を「当たり前」と受け入れることも大切です。 その上で、お互いの気持ちを知り、「知っているつもり」にならずに意思疎通を図ることが重要です。

パートナーと話し合い、産後の夫婦関係をより良いものにしていきましょう。

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この記事を書いた人

オトナのお悩み保健室運営。
周囲に相談しづらい性のお悩み解消に向けて役立つ情報を発信してまいります。

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