セックスレスや「最近パートナーの勃ちが悪い」「射精までに時間がかかる」といった悩みは、男女ともに精神的ストレスになりがちです。本記事では男性の勃起と射精のメカニズムを整理しつつ、勃起力・射精力を高める生活習慣や女性側ができるサポート術を専門家監修のもとで解説します。
勃起や射精は加齢だけでなく、ストレス・血流障害・ホルモン低下など複数の要因が絡み合います。まずは仕組みを理解し、適切な対策を行うことがセックスレス改善の第一歩です。
男性の勃起と射精のメカニズムとは?
「勃起したら必ず射精する」と思われがちですが、勃起と射精はまったく別のプロセスです。勃起しても射精できない、あるいは射精前に勃起が弱くなるケースもあり、それぞれのメカニズムを切り分けて考える必要があります。
以下では、①勃起の仕組みと②射精の仕組みを順に見ていきましょう。
① 勃起はなぜ起こる?4つのキーファクター
勃起には脳・神経・血管・男性器(海綿体)が正常に働くことが必須です。どこか1つでも不調があると、十分な勃起が得られません。
- 脳:性的刺激を感知し興奮を高める
- 神経:脳の命令を陰茎に伝える
- 血管:血液を海綿体へ送り込む
- 海綿体:血液を保持して硬さを維持
勃起の4ステップ
- 視覚・触覚・想像による刺激
- 副交感神経が優位になり勃起指令
- 血流が海綿体へ集中
- 括約筋が閉じ、硬さをキープ
リラックスして副交感神経が優位な状態が、スムーズな勃起には欠かせません。プレッシャーや悩みごとは勃起力を低下させる大敵です。
② 射精はどう起こる?交感神経がカギ
射精は精液を体外へ放出する現象で、勃起後に交感神経が優位になることで起こります。
- 精子が精巣→精管→前立腺へ移動
- 尿道を閉鎖し逆流を防止
- 前立腺・精嚢が収縮し精液を押し出す
健康な前立腺・精嚢と十分なテストステロン分泌、そして強い性的興奮が射精をスムーズにします。
勃起力・射精力を高める5つの生活改善策
ここからは女性がサポートできる具体策を紹介します。血流促進・ホルモン分泌・ストレスケアの3方向からアプローチしましょう。
1. 栄養バランスを整える(亜鉛・シトルリン・DHA/EPA・アルギニン)
栄養素 | 主な食材 |
---|---|
亜鉛 | 牡蠣・アーモンド・卵黄 |
シトルリン | スイカ・キュウリ・ゴーヤ |
DHA/EPA | サバ・イワシ・サンマ |
アルギニン | うなぎ・大豆・ニンニク |
2. 適度な筋トレと有酸素運動
スクワットやヒップリフトは下半身の血流アップとテストステロン分泌を促します。パートナーと一緒に行うことでコミュニケーションも向上。
3. 質の高い睡眠を確保
7時間以上の睡眠でテストステロン低下を防ぎます。寝具の見直しや就寝前のマッサージも◎。
4. 湯船入浴でリラックス
39~40℃の湯船に10〜15分浸かると副交感神経が働き、勃起力回復にプラス。
5. 性的興奮を高めるコミュニケーション
- 外見・内面ともに魅力度アップを意識
- ギャップ演出:セクシーランジェリーや髪型チェンジ
- 男性が感じやすい部位(亀頭・裏筋・会陰など)を優しく刺激
男性器の名称と触り方のポイント
亀頭
皮膚が薄く敏感。手のひらで伸ばすように、指先で軽くタッチ。
陰茎(サオ)
手のひらでソフトに包み上下ストローク。圧をかけすぎない。
カリ首
指の腹でなぞる、輪っかを作って滑らせる。
裏筋(陰茎小帯)
クリトリス相当の高感度。優しく触れてみましょう。
陰嚢
睾丸を包む部位。やわらかく撫でる刺激が◎。
会陰
陰嚢と肛門の間。押したり撫でたりしてみて。
感じ方は個人差が大きいので、パートナーに好みを確認しながらコミュニケーションを楽しみましょう。
まとめ:仕組み理解と生活改善でセックスレスを解消
勃起・射精のメカニズムを理解し、血流・ホルモン・ストレスケアの生活改善を行えば、男性機能は大きく向上します。二人で取り組むことがセックスレス解消の近道です。
引き続きオトナのお悩み保健室では専門家監修のノウハウを発信しています。ブックマークしてチェックしてください。
Comments