【医師が解説】Gスポット・Aスポットの見つけ方!女性の性感帯を医学的に徹底解説

「Gスポットってどこ?」「Aスポットって本当にあるの?」――そんな疑問を持つ方も多いはず。今回は、産婦人科専門医・宮本亜希子先生(あっこ先生)をゲストに迎え、女性の性感帯であるGスポット・Aスポットの位置や仕組みを医学的にわかりやすく解説します。

解説動画はこちらから↓

目次

Gスポットとは?実は“クリトリス”とつながっている

多くの方が「クリトリス=外側の小さな突起」と思いがちですが、実は体の中にまで続く大きな器官です。

クリトリスの構造

見えているのは「陰核亀頭」と呼ばれる一部のみ。内部には“脚”のように伸びた部分があり、膣の両側を抱きかかえるように存在しています。つまり、膣の中からもその“股の部分”に触れられるのです。

この膣側から触れられるクリトリスの根元部分が、いわゆるGスポットと呼ばれる箇所です。

💡 Gスポットは独立した臓器ではなく、クリトリスの一部を膣側から刺激している状態と考えられています。

「感じづらい」のは当たり前。女性の体はそうできている

「中が気持ちよくない」「膣で感じられない」と悩む女性も少なくありません。でも、それは異常ではなく“正常”です。

膣の内側の神経は「痛み」や「圧」を感じる内臓神経(骨盤神経)が中心で、外陰部のような鋭い快感を伝える神経は少ないため、鈍く感じやすい構造なのです。

クリトリスが十分に興奮して膨らんでからの方が、Gスポットも感じやすくなります。

つまり、“中が気持ちよくなるためには外からの刺激が大事”ということ。クリトリスを先に優しく刺激してから、膣側(Gスポット)を触ると感じやすくなる女性が多いです。

中イキできないのは異常じゃない

「仲イキ(膣イキ)できないのは自分だけ…?」と不安になる方もいますが、女性は仲イキできなくてもまったく問題ありません。

日本性科学会の講習でも「女性は挿入でオーガズムを感じなくても正常」とされています。女性のオーガズムは、男性でいう“射精時の快感”と同じくクリトリス由来の快感であると医学的に考えられています。

Gスポットの探し方・触り方のコツ

セルフプレジャーの際に、膣の入り口から2〜4cmほど奥・前壁側(お腹側)をゆっくり探ってみましょう。

  • なんとなくざらっとした質感を感じる部分
  • 軽く押すとおしっこが出そうな感覚がある部分

このあたりが、あなたの性感帯ゾーンかもしれません。

❌ 強く「ガシガシ」こするのはNG。
✅ 「トントン」と優しく押す、または波打つように動かすのがポイント。

Gスポットの感度は人それぞれ。まずはリラックスして、“気持ちいいかも”を見つける探検のつもりで触ってみてください。

Aスポットとは?Gスポットより“奥”にあるもうひとつの性感帯

Aスポット(Anterior fornix erogenous zone)は、膣の最奥・お腹側(子宮の入口付近)にあるとされるポイントです。指では届きにくく、セルフプレジャーでは触れにくい場所です。

感じ方には個人差があり、「奥が気持ちいい」と感じる人もいれば「刺激が強すぎる」と感じる人もいます。

性感帯は“生まれつき”ではなく、少しずつ“開発されていく”もの。自分の気持ちいい場所を知ることが第一歩です。

自分の性感帯を知ることで、パートナーシップが変わる

多くの女性が「自分の体を自分で触ったことがない」と言います。けれど、自分がどう触られると気持ちいいかを知らなければ、相手にも伝えられません。

  • 「そこ気持ちいい」「そこは違う」
  • 「もう少し優しく」「もうちょっと強めで」

感じ方を言葉で伝えることは、2人の関係を深める大切なステップです。
実は「演技してしまう女性は8割以上」と言われます。
本当の快感を知るために、自分の体と向き合う時間を持ちましょう。

セルフプレジャーに役立つLELO「エニグマ」シリーズ

動画内で紹介されたのが、スウェーデン発の高級プレジャーブランドLELO(レロ)。医療基準を満たす安全設計と、スタイリッシュなデザインが特徴です。

✨ エニグマシリーズの特徴

  • クリトリスとGスポットを同時に刺激できる構造
  • 「音波(ソニック)」による繊細な振動
  • アプリ操作も可能な「ダブルソニック」モデルも登場
  • 奥行きがあり、Aスポットまで届く設計

一般的なバイブとは異なり、「なでるようなウェーブ動作」と「トントン刺激」で、宮本先生も「革新的!」と絶賛していました。

⚠ 強すぎる刺激に慣れると、セックスで感じづらくなることがあります。刺激の強さを調整し、自然な快感に慣れることを意識しましょう。

「足ピン」でいくのはアリ?ナシ?

女性のセルフプレジャーでよくある“足ピンオナニー”。実は体の仕組み的に、筋肉や神経が連動して快感を高める作用があります。

一般的には「足ピンで慣れると本番でいきづらくなる」と言われています。これは男性の場合、足ピン状態が実際のセックス時の体勢と異なるため、射精の感覚が再現しづらくなるからです。

一方で女性の場合は少し事情が異なります。あっこ先生によると、「強い刺激に慣れるよりは、足ピンで弱い刺激の方がまだ良い」とのこと。足ピン姿勢そのものが悪いわけではなく、むしろ体を緊張させることで骨盤底筋や仙骨神経が刺激され、快感を感じやすくなることもあります。

つまり、重要なのは刺激の“強さ”や“慣れ方”。強い振動や強圧な刺激を続けると、通常のセックスで感じづらくなるリスクがあります。

まとめ:性感帯を知ることは、自分を大切にすること

  • Gスポットはクリトリスの一部
  • Aスポットはさらに奥にあるが、感じ方は人それぞれ
  • 「中で感じない」のは異常ではない
  • 自分で触って、気持ちよさを探ることが第一歩
  • パートナーには感じ方を伝える勇気を

性感帯を「見つける」ことは、単に性的快感を得るためだけでなく、自分の体を理解し、尊重する行為でもあります。

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この記事を書いた人

「性をもっと自由に、もっと身近に」
正しい知識と小さなきっかけを通じて、一人ひとりが“わたしらしいセクシャルウェルネス”を叶えられる社会を目指しています。専門家とともに、性にまつわるさまざまな情報を、わかりやすく丁寧にお届けします。

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