40代を迎えると、心や体にさまざまな変化を感じる方が増えてきます。パートナーとの関係が落ち着いてきたり、仕事や家族のことで忙しくなったりと、自分の「性」と向き合う時間が少なくなる時期でもあります。「セルフプレジャーなんて若い子の話」「40代でそんなこと考えるなんておかしい?」――そんな風に思っていませんか?
40代女性のセルフプレジャーは恥ずかしくない
セルフプレジャーとは、「自分で自分の心と体を満たす」行為。決して恥ずかしいものではなく、むしろ現代では自己ケアや性の健康として注目される存在です。40代になって性欲が減ったと感じる人も、逆に今だからこそ自分の体や感覚に向き合いたいと感じる人もいます。
パートナーとの関係が変化したり、体に変化が現れたりする40代。そんな時期だからこそ、セルフプレジャーは自分を癒す手段として大きな力になります。

40代女性が感じやすい変化とは
ホルモンバランスと性欲の波
40代は更年期の始まりといわれる年代です。エストロゲンなどのホルモン分泌が徐々に減少し、心身ともに揺らぎやすくなります。それに伴い、性欲も波が出るようになります。
「全く興味がなくなった」と感じる日もあれば、「ちょっと寂しい」と感じる夜もある。その揺らぎに、戸惑う人も少なくありません。
心の疲れ・パートナーとの距離
子育てや介護、仕事など多くの責任を背負いながら、気づけばパートナーとのスキンシップも減り、女としての自信も薄れてしまった……そんな声も多く聞かれます。
心の疲れは、体にも影響を及ぼします。自分の心と体を癒す手段としてのセルフプレジャーは、40代だからこそ必要なのです。
セルフプレジャーで得られる3つのメリット

①自己肯定感が高まる
セルフプレジャーは「自分を大事にする時間」。自分の快感を知ることで、「まだ私にもこんな感覚があるんだ」と前向きな気持ちになれることも多いです。触れてみる、感じてみる、その体験が自己肯定感の回復につながります。
②ストレスケア・睡眠改善
オーガズムに達したとき、脳内ではセロトニンやオキシトシンといった「幸せホルモン」が分泌されます。これらはストレスを軽減したり、睡眠の質を高めたりする効果があります。
③性への前向きな感情が戻る
長らく性に触れていないと、「もういいや」とあきらめがちになります。けれど、自分を通して快感を再確認すると、「誰かと共有したいな」という感情が生まれることも。パートナーとの関係改善のきっかけにもなり得るのです。
40代女性におすすめのセルフプレジャーのやり方
まずは自分のペースで触れてみる
大切なのは「気持ちいいかどうか」ではなく、「自分を丁寧に扱う」という気持ち。布団に入った時やお風呂の中など、自分が安心できる場所で、ゆっくり触れてみましょう。
五感を使ったセルフプレジャー
アロマや照明、音楽など五感を心地よく刺激する環境を作ることで、よりリラックスして自分と向き合うことができます。例えば、好きな香りのオイルを使ってマッサージするのもおすすめ。
外陰部・クリトリス以外の部位にも意識を向ける
性感帯は人それぞれです。首筋、耳、太もも、胸……意識していなかった部位が実は快感のスイッチかもしれません。焦らずに、いろんな場所を探ってみましょう。

40代からのセルフプレジャーが人生を変える理由
セルフプレジャーは「性の終活」ではありません。「まだこんなにも心が動く」「まだ私には感覚がある」――そう思えることで、人生そのものへの肯定感も高まります。
性を楽しむことは、生きる力を取り戻すこと。40代はそれに気づくための入り口なのです。
ひとりで抱えず、誰かに相談してもいい
「セルフプレジャーをしても満たされない」「性のことを誰かと話したい」。そんな時は、信頼できる専門家に相談するのも一つの手です。
オトナのお悩み保健室では、性の専門家があなたの悩みに寄り添ってくれます。まずはLINEでの相談から始めてみませんか?
まとめ:40代のあなたへ、性と向き合う時間を
- セルフプレジャーは自分を大切にする行為
- ホルモン変化やライフステージの変化で揺れる40代だからこそ、自分を癒す時間が必要
- 性を楽しむことは、人生を楽しむことにつながる
ひとりで始めるもよし、相談してみるもよし。40代からの性との向き合い方は、もっと自由で、優しくていいのです。







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